夏の到来を思わせる陽光のもとで、絵を描き石を削るという毎日を過ごしています。
皆様においては、いかがお過ごしでしょうか。
過去と現代が毎日の生活の中につまっているこのローマで、
改めて私の原点を感じ、制作だけではなく「風の環」のことも含め
皆様にお伝えできればと思い筆をとりました。
過去いろいろなプロジェクトがありましたが、それぞれのプロジェクトにその個性がありました。
宗教性の強いもの、政治性の強いものなど、
そして常にないものはお金でした。
しかし常に在ったものはそれらを超える思いだったと思います。
芸術という仕事を一途に続けてきて本当に幸せと思います。
思えば数え切れない人々の思いと援助により乗り越えて来れたのだとつくづく思います。
また他方、各プロジェクトに個性があるように、思いを同じくする人々にも個性があり、
全て等しく同じにはいかないということも学びました。
私自身多くの間違いも起こしてきたと思いますが、
それを超えるもっと大きなもの普遍的ものがアートであると
信じてここまで来られたのだと思います。
私にそれを常に感じさせてくれるのがローマです。
さて今回、京都の家内より今までの皆様のメールの数々を送ってもらい
大きな流れの中でいろいろな事を総合的に理解することができたように思います。
日本にいる時には時間におしまくられて見えなかったものが、
一枚のキャンバスの中で素晴らしい絵になりつつあることを感じます。
また、そのキャンバスが一人の作者だけのものでなく、多くの人々の点や線で描かれている
共同作品であることに感動しています。
このキャンバスこそ「風の環」そのものだと思います。
私という一作者の作品だけでは語れないキャンバス。
多くの私という個性のある人々によって描かれていく「風の環」というキャンバスは
古来多くの人々が夢みていきた世界、宇宙、平和などに通ずるものかと思います。
「うまい絵」よりも「良い絵」、へたでも良いから「感動のある絵」
そのような絵を描きたいと思う今日この頃です。
来る7月10日、11日には軽井沢、
7月14日~18日には東京早稲田大学大限講堂にて風の環N.Y.作品展示(Oリング世界大会にて)
9月2日~30日には東京六本木オークウッドにて風の環N.Y.作品展示 その他、
10月11日~31日、京都駅地下街ポルタにおいて風の環N,Y作品展示、コンサートなど
多くの方々の協力・賛同により催されますが、ひとつひとつの御縁を大切にしながら
「人の環」と「風の環」というキャンバスを皆様と一緒に制作していければいいと願っています。 |